昨日、西麻布の寿司屋に行ったんです。
西麻布
回らない寿司
(°_°)
庶民の僕には敷居の高すぎる場所だったのですが。。
とても美味しく食させていただきました。
時計は夜中の1時を回ったくらいでしょうか?
もう客は僕たちしかいなく、カウンター越しに大将と店員さんの4人のみ。
おかげでたくさんのお話をすることができました。
職人とは
美容師も職人ですが、寿司も職人です。
大将は、
俺が業界に入りたての頃は、殴る蹴るは当たり前。体で覚えとけ!な時代だったんだよな。悔しいからさ、なにくそって気持ちでしがみつくのに必死だったよね。
そして、身に染み付いてくるから、理屈でも分かり始める。すると、本当にどんなことにも応用できてこの仕事楽しいなって思えるんだよね。
今じゃあさ、このあたり(西麻布)でも頭叩いただけで親が出てきて示談金300万とか言っちゃうんだよ。
体で覚える時代じゃなくて、理屈で覚える時代なんだよね。でもね、理屈を教えるとさ、分かった気になっちゃって手を動かさないんだよね。頭でっかちってゆーか、知ったかってゆーか。
そうなるとさ、とりあえず握れるから一見出来てるようで、奥深さとか本質は分かってないんだよね。風だよ。職人風。寂しいもんだよ〜。
もうこうやってカウンターで食べる寿司屋も20〜30年後にあるかどうかは正直わかんないんだよな〜。
と。
話を聞いていて、まさに僕たちも同じことが言えるんだなと。
就職基準は変わってる
僕はお店の人事部にいるので、会社説明会や、面接に参加させてもらっていたり、美容学校に授業しに行ったりしてるのですが、学生の志望理由に、福利厚生や、保険、給与などに対する意識がすごく高まっているように感じます。
全く悪いことではないですし、当たり前のことではあるのですが、こんな美容師になりたい、こんな風に活躍したいみたいなワードは全体的には減少傾向にあるのかもしれません。
就職してからは?
学生を終え、美容師になってから、最初はみんな夢と希望を抱き燃えているのですが、いつしか時間が経つとともにまんねりしている人は多いのでは。
練習と休みの天秤をかけると、少し休みに傾く人が多いのかなぁと思ってしまいます。(休むことは当然だが)
僕がアシスタントをしている頃は、カリキュラムの練習が趣味みたいなもんで、休みだから練習しよ!みたいな感覚でした。
休みの日に映画を観に行くような感覚です。
娯楽的感覚で、ずっと休日もやってたような気がします。
大将の話でもありますが、理屈で教えると理解した気になりいざとなっても手は動かせないんです。
もったいないですよね。
とりあえずやりまくれば誰でもできるようになるからやればいいのにと思っていました。
最近までは!
僕の中で最近考え方が変わり、教える側の自分にも何か問題があるんじゃないかなと。
聞かれたら教えて、教えた気になってんじゃん?みたいな。
逆にこっちから教えたろか。
と言うことで、1年目の子たちと約束したんです。
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とりあえず、毎日やる。
雨だろうが、早朝のお客様がいようが、夜MTだろうが。
毎日必ずやる。
習慣にする。
その代わり、僕も責任持って見る。
見る側も姿勢を変えて、この子たちに何か変化をもたらしたいなと思ってます。
最近では自発的にみんなガンガン練習してる姿を見ると、なんとしてでも僕も試験に合格させてやりたいと思う気持ちが溢れます。
必ず結果を残してみせます。
話は変わって、
最近の若いもんは
というワードよく耳にします。
なんなら僕も若いもん側でしょう。
ただ、今の40代くらいの方々も僕たちと同い年の時には、同じことを言われていたと思うんです。
最近の若いもんは
と。
時代は変わりますし、年齢によるずれはどの時代もあるのは当然だと。
若いもんは若いもんなりにやりゃいいってことです。
どんな時代でも、気持ちがある奴はその分チャンスは得れるはずと。
だから、とりあえず引っ張っていきます。
そして、僕も頑張ります。
みんなと一緒にね。
精進精進。。。
※明日は14時からの出勤となっています。
よろしくお願いします。