4月に入り、桜も散り年度が変わって新しい風が吹いている今日この頃。
毎年この季節になると思う事があるんです。
新入社員や就活生や転職して髪の毛を暗くすることに何の意味があるの!?
これ。
心の底から思っていることです。
ちなみにうちのサロンでは新人は好きな髪色で、もちろんOK(美容師ですからね)
僕は美容師をしているので様々なお客様とお会いします。
この時期、就活生は髪の毛を黒くする人で溢れかえります(溢れかえるほど就活生のお客さんはいないか笑)
転職活動をするために黒くしている方。
社会人1年目とりあえず髪の毛を暗くする方。
そこに意味ってありますか?
暗くしている方が真面目に見えるから?
暗くしている方が安牌だから?
暗い髪はちゃんとしている!?
人は黒髪にしたからといって心の中が変わりますか?
いまいち理解が出来ないんです。
昔からそうだから。
みたいな考えだったら改めた方がよいと思います。
江戸時代はちょんまげが普通だったのに、明治時代にみんな髪の毛を切り始めたのは明治天皇が髪の毛を切ったことで我も我もと一斉に散髪したらしいのです。
誰かがアクションを起こせば意味をなさない風潮は変わるもんだと思うんです。
グローバルな活動をする会社が日本人らしさを売りに出すために地毛を推奨しているならまだ分かります。
就活生がみんな一同揃って髪の毛を暗くして一束に縛り、量産型のクローンのようにした状態での説明会や面接。
光景として異常だと思いません?
その中だと選考ポイントは必然的に絞られてしまいませんでしょうか?
そんなことを美容師始めた時くらいから思っているんです。
髪色や髪型というのは人の印象を大きく変えるものであることは間違いありません。
髪色が赤みのない茶色の方が肌色がよく見える人。
赤みのある茶色の方が肌色がよく見える人。
もちろん黒髪が綺麗に見える人もいると思います。
本当に様々です。
容姿というのは人の印象を決める大切な要因の一つだと思います。
少なからず容姿は弊社の採用面接で選考基準の一つであることに間違いありません(僕が面接官の時に度外視はしてないので)
しかしながら、義務教育の中でメイクというものは学校では習いません。
自分の外見を良く見せるための授業なんて専門的な学校でないとないと思います。
しかし容姿は一つの選考基準になりうると思うんです。
となると美容師やBA(美容部員)のアドバイスって結構重要だと思うんです。
よく見せるために髪型だけでなく髪色も含め考えます。
それがプロの美容師としての役割だと思っています。
しかしながら就職活動というものはそこの髪色という一つの重要な要素を奪い取ってしまっているように思うんです。
思い出してみてください。
中学校の同級生が成人式の時、見違えるくらい可愛くなっていたことってありませんでしたか?
それはヘアとメイクをしたりして大きな変化があったからじゃないでしょうか?
そのくらいやはり容姿というのは人に与える大きなな要因であると僕は思っています。
もし髪色に対する概念が変わったとしても、髪色を明るくしたりするなら根本が伸びすぎていたりするのは良くありません。
髪色を地毛から変えるのであれば清潔感は必要であると思います。
美容院に何ヶ月も行ってないから綺麗な状態ではない
というのはダメだと思います。
またセルフカラーでムラムラは仕上がりというのも良くないと思います。
あくまで容姿を整え、印象をよく見せるためのツールの一つの手段であるべきだと思うんです。
髪は人に与える印象の中でも少なからず影響を与えているものなのに、
就活、新卒、中途などなど今の時期、髪色を暗くしなければならないような風潮ってなぜなんだろうと疑問が出てくるわけでそこに対する意味って特別あるのだろうか!?
と常日頃思ってしまうんです。
(黒髪にしたあと髪の毛明るくしたりするのって本当に大変なのに…)
人は容姿が良くなれば自信が持てます。
自信が持てれば人は変われるかもしれません。
男性に関しては正直どうでもいいです笑
僕は女性を多く担当する美容師なので。
女性は日々綺麗に、可愛くなるために努力している人がとても多いと思います。
1〜2歳でもう、可愛いということを理解してます。
80を過ぎてもお化粧をしたりすると明らかに明るくなります。
女性が容姿に少しでも自信を持てる状態で人選する方が、採用する側も素敵で欲しい人材を発掘しやすくなるのではないでしょうか?
毎年そんなことをこの季節に思うんです。
終わり。
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